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2008年度 Vol.1 (2008年5月現在) 禁無断転載
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ゴム需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶゴム相場-オムニコ-
 
ゴム需給のポイント Market analysis from supply and demand
 東京ゴム先限は、2月末に324.3円の高値をつけた直後から反落し、3月下旬には266.1円まで売り込まれました。その後は、産地の供給不安や原油高などを背景に300円台まで上昇してきています。今後は、夏にかけて天然ゴムの増産期となることもあり、動向が読みにくい状況ではありますが、東京ゴムの相場のポイントを探ってみましょう。
 
USS集荷量は超低水準
オムニコ タイ中央市場では、昨年からUSS(未燻煙シート)の集荷量が激減しています。特に4月のソンクラン(タイ旧正月)明けからは落ち込みがひどく、5月末までの1ヵ月間で1日当たり50トンを超える日は1日しかありませんでした。例年この時期は天然ゴムの減産期にあたりますが、これまでと比較しても集荷は厳しい状況です。これは、値上がりを見込んだ生産者の売り渋りとも、昨年秋の豪雨による原料不足ともいわれますが、今後増産期に入っても集荷量の回復が遅れるようであれば、さらなる需給逼迫化が相場を押し上げるでしょう。
 
上海市場在庫が急減
オムニコ では、需要面はどうでしょうか?天然ゴムの主要バイヤーの1つである中国では、上海市場の生ゴム在庫が減少傾向にあります。同国では、オリンピックを控えて天然ゴムの需要が伸びていますが、昨今の高値で買い付けが進まず、在庫の取り崩しを行ったとみられます。そのため、今後少しでも値が崩れれば、薄くなった在庫の手当てに動くとみられるため、これから産地が増産期に移っても、価格はなかなか下がり難い状況となるかもしれません。
 
東京白金の値動きにも注目
オムニコ 東京市場での内部要因にも目を向けてみましょう。 現在、東京ゴム市場で圧倒的な存在感を示しているのは大手ファンド勢です。最近の東京ゴムの急上昇・急落局面には、必ず彼らのポジション転換が絡んでいます。また、ここ最近の価格推移をみてみると、やはり彼らがメインプレイヤーとなっている東京白金市場との連動性がみられるようです。
 合成ゴム価格との関連性から、原油市場との連動が意識されやすい東京ゴムですが、このように、これからは東京白金の値動きにも注目してみるとよいでしょう。
 
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過去の動きから学ぶゴム相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降のゴム相場の特徴
2006年:需給緩和や原油安から年後半は下値模索
2007年:ファンドの買いで乱高下を繰り返す
2008年:需給逼迫を背景に高値維持
 
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●SRRC(ソンクラゴム研究所)とは?
タイ南部のソンクラ県にあり、主に「天然ゴム市場のマーケティング」と「ゴム樹の品種改良」という2つの研究活動を行っている。タイ農業局ゴム調査研究部の下部機関として設立されており、「天然ゴム価格の高値安定化」と「タイにおける天然ゴム生産の拡大」という目的を持っている。また、施設内に併設されたCRM(天然ゴム現物取引所)という公設市場には、天然ゴムの原料がブローカーを通じて搬入され、USS、RSS、TSRの公式価格が毎日発表されている。
 
流れが変われば大崩れの可能性
 東京ゴムは、2008 年3月21 日に266.1 円の安値をつけた後は上昇基調に転じ、5月下旬には345.9 円まで値を伸ばし、開所来高値 を塗り替えるなど勢いをみせています。
 これまでの高値(324.3円)を上抜いたことで、上伸力を増して、350円、370円・・・とさらなる上値を追う可能性もあります。
 しかし、値動きの激しい商品だけに、再び売り転換すれば、300 円の大台を割り込んで、直近安値の266.1 円付近まで一気に崩れる可能性もあります。
 
当面は強気維持か
 2008 年5月下旬現在、420 セント付近にあるシンガポールゴム(RSS1)は、このまま順調に下値を切り上げ、2006 年高値の449.00セントを突破できれば、500セントの大台が視野に入るでしょう。一方、下落に転じた場合は、2007 年5月や11 月に頭を抑えられた380 セント付近まで売られる可能性が あります。
 ただし同期近は、2008年初に東京が大崩れした際も底堅さをみせており、目先は強基調を維持するのではないかと考えます。
 
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