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2007年度 Vol.1 (2007年5月現在) 禁無断転載
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ゴム需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶゴム相場-オムニコ-
 
ゴム需給のポイント Market analysis from supply and demand
 年初から270〜290円(先限ベース)を中心としたレンジ相場を展開している東京ゴム。300円付近ではテクニカル要因からの売りが強まる一方、需給の引き締まりから崩れるような気配も今のところありません。年後半の相場をどう考えるべきか、そのポイントを解説します。
 
原料生産の回復時期を見定める
オムニコ ウィンタリング(落葉期)に伴う減産の影響が尾を引き、産地タイの原料の出回りは依然として低調です。現物市場での原料集荷をみると4月から大幅に落ち込んでおり、回復の兆しはまだみられません。
  ただ平年通りにいけば、これから秋口にかけてタイの生産は徐々に増加します。需給は当然緩和傾向を辿るため、相場に下向きのバイアスが掛かりやすいのは事実です。目先はどのタイミングで出回りが活発化するかがポイント。またそれに伴い、消費国からの引き合いの強弱も相場を考える上で重要でしょう。
 
拡大の一途を辿る中国の天然ゴム需要
オムニコ 自動車産業の急成長を背景に、中国の天然ゴム消費は拡大の一途を辿っています。自国内生産で賄えない分は輸入に頼らざるを得ず、同国の天然ゴム輸入は2006年に150万トンを突破。2000年からのわずか7年間で輸入規模は倍近くに膨れ上がりました。
  足元の需給バランスをみると、その一指標となる上海市場のゴム在庫は昨秋から大幅な積み増しがなされ、現在10万トン台に乗せています。しかし、これは同国の需要量1ヵ月分にしか過ぎません。2007年も過去最高の需要量を記録するのは必至とみられており、今後の在庫の増減に注意したいところです。
 
天然ゴムの需要超過状態続く
オムニコ IRSG(国際ゴム研究会)の統計によると、2006年の天然ゴム需給は若干の供給超過を示しています。しかし、修正が加えられることは間々あり、決して楽観視はできません。実際、IRSGのスミット事務局長は、「需給バランスはタイトで、新規プランテーションでの生産が開始される2011〜2012年頃まではこうした状況が続く」との見解を示しています。
  天然ゴム需給は構造的な需要超過状態にあり、仮に相場が下げ局面を迎えても消費国側から買い支えの力が働くでしょう。2002年以降続く大勢的な上昇トレンドを継続すると捉えた上での対応が求められます。
 
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過去の動きから学ぶゴム相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降のゴム相場の特徴
2005年:国際商品高映し上昇基調鮮明に
2006年:需給緩和や原油安から年後半は下値模索
2007年:ファンダメンタルズ好調で下値切り上げ
 
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●SRRC(ソンクラゴム研究所)とは?
タイ南部のソンクラ県にあり、主に「天然ゴム市場のマーケティング」と「ゴム樹の品種改良」という2つの研究活動を行っている。タイ農業局ゴム調査研究部の下部機関として設立されており、「天然ゴム価格の高値安定化」と「タイにおける天然ゴム生産の拡大」という目的を持っている。また、施設内に併設されたCRM(天然ゴム現物取引所)という公設市場には、天然ゴムの原料がブローカーを通じて搬入され、USS、RSS、TSRの公式価格が毎日発表されている。
 
保ち合い放れにつけ
 東京ゴムは昨年11月から今年2月までの約2ヵ月間で100円を超える急騰を演じました。しかし、節目の300円突破に対する抵抗は強く、以降はレンジ内取引に終始しています。
  相場の定石通り、今後は保ち合いから放れたほうにつくのが得策です。チャートを眺めると、比較的長い下ヒゲが270円付近で多く出現しており、レンジの下限は同水準に設定できます。一方、レンジの上限は先述した300円となります。どちらかに放れた時点で、定石に沿った売買方針を立てたいところです。
 
370〜380Sセントの抵抗帯突破が焦点
 シンガポールゴム(RSS1)は、今年2月に昨年6月から同11月までの下げ幅の半値戻し(約340Sセント)を達成しました。しかし、その後は上値が重くなり、340〜360Sセント中心の保ち合い相場を展開しています。
  今後は先述した下げ幅の3分の2戻し(370〜380Sセント水準)を突破できるかがポイント。これをすんなり上抜けば、抵抗線は節目の400Sセントまでありません。ただ、同水準を前にもたつくと、向こう数ヵ月はレンジ相場の継続がメインシナリオとなるでしょう。
 
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