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2007年度 Vol.2 (2007年11月現在) 禁無断転載
編集・制作:
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ゴム需給のポイント-オムニコ-   過去の動きから学ぶゴム相場-オムニコ-
 
ゴム需給のポイント Market analysis from supply and demand
 東京ゴムは11月上旬から下旬にかけて310円台から260円台まで下落し、8月下旬からの急上昇に対する半値押しを達成しました。その後は産地の供給不安などを背景に270円台まで値を戻していますが、円高が重石となっているため、上昇転換したとはいいきれない状況です。足元はファンド次第の東京ゴムですが、今回は少し中長期的な視点から相場のポイントを探ってみます。
 
USS集荷量は低水準で推移
オムニコ 10月中旬以降、タイ中央市場におけるUSS(未燻煙シート)の集荷量は激減しています。原因となっていた同国南部の豪雨は止んだようですが、USSの集荷量はなかなか回復の兆しをみせません。今年は年初から天候不順に悩まされ、流通の各段階における在庫が低水準で推移しているため、まずはそうした在庫の積み増しが優先されているとの見方もあるようです。12月から年明け1月にかけては、同国の天然ゴム生産が最も盛んになる時期ですが、集荷量の回復が遅れるようなら、需給の逼迫感が一段と強調され、相場を押し上げるかもしれません。
 
生産国通貨の上昇に注目
オムニコ 天然ゴムの産地であるタイ、インドネシア、マレーシアの通貨のうち、タイ・バーツとマレーシア・リンギットはドルに対して基調の強さをみせています。特にRSSの主産地タイのバーツは、2007年初めからおおむね1割も上昇しています。
  現地のシッパー(輸出業者)は、ドル建てで天然ゴムを輸出するのが通例です。よって、今後も産地相場高にドル安が加わるようなら、輸出価格の上昇に拍車が掛かると考えられます。
 
サヤ修正の動きも
オムニコ 東京ゴム市場における当先のサヤにも注目しましょう。最近は順ザヤとなりやすい東京ゴムですが、それでもサヤ幅が16〜17円くらいまで拡大すると、割高感のある期先が期近にサヤ寄せする形で下落するケースが多いようです。
  例年通り、年末から年始にかけて天然ゴムの生産量が増加すれば、東京市場の期近限月には自ずと下向きの圧力が加わります。その場合、仮にファンドの買いによって先限が上昇していたとしても、ほどなくサヤ修正による反落局面を迎えるはずです。当先のサヤ幅を常に確認することも重要です。
 
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過去の動きから学ぶゴム相場 Technical analysis of recent market trends
2005年以降のゴム相場の特徴
2005年:国際商品高映し上昇基調鮮明に
2006年:需給緩和や原油安から年後半は下値模索
2007年:ファンドの買いで乱高下を繰り返す
 
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●SRRC(ソンクラゴム研究所)とは?
タイ南部のソンクラ県にあり、主に「天然ゴム市場のマーケティング」と「ゴム樹の品種改良」という2つの研究活動を行っている。タイ農業局ゴム調査研究部の下部機関として設立されており、「天然ゴム価格の高値安定化」と「タイにおける天然ゴム生産の拡大」という目的を持っている。また、施設内に併設されたCRM(天然ゴム現物取引所)という公設市場には、天然ゴムの原料がブローカーを通じて搬入され、USS、RSS、TSRの公式価格が毎日発表されている。
 
上昇転換のサイン待ち
 東京ゴムは8月下旬から11月上旬にかけて急伸。年前半の上値抵抗線だった300円を突破し、312.2円の高値をつけました。その後は長大陰線を引くなど263.0円まで反落しましたが、そこで下げ止まり、11月下旬の時点では260〜280円で揉み合っています。
  週足をみると260円台に長い下ヒゲも確認できますが、一段安となる可能性も残っており、買い急ぐ段階ではありません。2006年12月のような大陽線など、上昇転換のサインを待って安値を拾うのが得策でしょう。
 
直近高値への再トライなるか
 シンガポールゴム(RSS1)も東京と同じく11月上旬にかけて大幅高となりましたが、5月にも頭を打った380セント付近で勢いを失い、反落しました。
  当面は、3〜5月の保ち合い時にレンジの下限となった340〜350セントが、今回もサポートラインになるか注目しましょう。これを割らなければ、しばらくこの水準で揉み合った後、直近高値にトライする可能性もあります。逆に340セントを下回ると、売り方が勢いづくと考えられます。
 
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